世紀の番狂わせ？　アノ東大生芸人が小学生に負け悔し涙

ダウンタウンらを輩出した若手芸人の登竜門「第29回マンザイ新人コンクール」が3日､大阪市浪速区の今宮戎神社で開かれ､小学生アマコンビ「マグナム」が新人漫才福笑い大賞に輝いた。

「スポーツニッポン」によると､吉本初の東大卒芸人として注目を浴びる藤本淳史（ふじもとあつし=24）と､立命館大学卒の田畑祐一（たばたゆういち=24）の「田畑藤本」は､2位に当たる新人漫才奨励賞に終わった。

東大に現役合格し､東大大学院も受かった吉本きっての秀才・藤本のボケに､TOEIC810点の田畑がテンポ良くつっこむ漫才が持ち味の田畑藤本。

この日も「さて問題です」を「さて東大です」とボケるなど､藤本の唯一無二のキャラクターを前面に押し出したネタで会場を埋めた約200人の笑いを誘った。

しかし､小学生にまさかの敗北。藤本は「ぼくは受験戦争で敗れたことはなかったんですけど…。一から勉強します」とガックリ。

よほど悔しかったのか､藤本はブログでも「悔しくてエンディングの舞台上で笑顔作るのが大変でした。笑

この悔しさをバネにこれからも漫才を頑張ります」と心境を綴っていた。

ただ､2人にとって賞レースの受賞は初。話題先行型とは言わせない結果も示した。賞金10万円とともに手にした悔しさを糧に､今後も“お笑いサバイバル”に挑んでいく。

一方､大賞に輝いたマグナムは賞レース初出場という小学生コンビ。豊中市の同じ学校に通う橋本昴冴くん（11)と諸岡敬汰くん(11)が､文字通りプロ顔負けの息の合った漫才を見せ最年少受賞となった。

賞金20万円は2人とも「貯金します」と堅実。今後は「お笑いは続けていきます。いつかは事務所とかに所属したい」と話しており楽しみだ。

また香川登枝緒記念敢闘賞（賞金10万円）と福娘大賞（記念品）は吉本興業のコンビ「歩」がダブル受賞した。（松野）

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