ジャニーズ､ファンから集めた募金をパンダのレンタル料として中国へ!

ジャニーズ事務所に所属するタレントであり同事務所取締役でもある近藤真彦(こんどうまさひこ=47)が先月22日､野田佳彦総理大臣と面会｡
東日本大震災の復興支援プロジェクト『Marching J』でファンから集めた募金を充当し､被災地･宮城県仙台市の動物園に中国からパンダをレンタルすることを要請した｡
『NHKニュース』などが報じている｡

『Marching J』は今年3月にジャニーズ事務所が立ち上げ､所属する全タレント(2011年3月現在で83人)及びジャニーズJr.･研修生等が参加する支援プロジェクト｡
同年4月に国立代々木競技場前で募金イベントを行った他､5月には東京ドームでチャリティー野球大会､8月にはSMAPによるアルバム『SMAP AID』のリリースなどを行ってきた｡

近藤は､｢ファンの皆さんから集まった多くの募金で何ができるか考えたところ､パンダが思い浮かび､東北にパンダを呼んで､子どもたちに見て和んでもらおうという気持ちになった｣(引用:NHKニュース)と話し､中国からのパンダのレンタルに意欲的｡

それに対し野田総理大臣は､｢週末に中国に行くので､話をまとめたい｡夢が実現するように､一生懸命頑張ってきます｣(同)と中国･温家宝首相との話し合いを約束､25日に行われた日中首脳会談で正式合意した｡

パンダのレンタル料は現在東京･上野動物園に来日しているリーリー･シンシンのつがいで年間8300万円｡
万が一死亡した場合の賠償額は5000万円程度とされており非常に高額であるため､ファンからは｢パンダよりも有効な使い道があるだろう｣などという疑問の声も上がっている｡

｢今のところ､パンダが到着してから5年間のすべての費用をサポートしたいという希望を持っている｡仙台の動物園に日本全国の人が見に行くことになり､子どもたちが元気になれば成功だ｣(同)と近藤は被災した子供たちに対して精神的なサポートを構想｡
金銭に代えがたい心の癒しをプレゼントしたいという強い願いを示した｡(高橋)