吉本のドンはヤクザ芸人中田カウスだった！？

吉本興業に大きな影響力と権力を持つのが､漫才コンビ中田カウス・ボタンの中田カウスだということが明らかになってきている。

カウスは以前から暴力団組長との交流を堂々と公言し､吉本のお笑い芸人仲間を従えてきた。

例えば舞台では､大御所ということで中田カウス・ボタンが大トリを務めることが多い。そういうときも､自分たちの前におもしろい若手芸人が出ないように､勝手に順番を変更するという。

誰もカウスに文句を言えないのは､組長との交流を吹聴し周囲に圧力をかけているからだ。

週刊新潮は､カウスが山口組５代目の名をタテに吉本の経営にまで口を出していると報じている。実際カウスは､吉本の特別顧問という肩書きまで持つ。

「（週刊新潮が）カウスと暴力団の『黒い交際』について､報道してくれたので､吉本の芸人たちは『これで､やっと救われる』と大喜びでした。それなのにカウスは後輩の芸人に電話しまくって『あの記事見たやろ。ワシは凄い』と得意げになっているんですから､あいた口がふさがりませんよ（吉本の中堅のお笑い芸人・東京スポーツ）」

また､カウスが吉本の芸人に対してだけではなく､企業である吉本そのもので絶大な権力を持つことになったきっかけは､なんとホリエモンだというから驚きだ。

先日実刑判決を下された堀江貴文が率いていたライブドアは､じつは2005年に吉本の買収にも動いていた。そこで一役買ったのがカウスだ。

当時､ホワイトナイトとしてライブドアのフジテレビ買収を阻止したのはソフトバンク・インベストメント（現SBIホールディングス）の北尾吉孝。同じくライブドアの吉本買収を阻止したのも北尾だったという。

じつはこの北尾､カウスの奥さんと親戚同士。カウスから北尾に話が伝わり､堀江はフジテレビだけではなく吉本の買収も断念したようだ。

黒い交際の恐怖支配と､買収阻止の立役者としての権力を握るヤクザ芸人・中田カウスの吉本征服はいつまで続くのだろうか。（淺川）