綾瀬はるかが“天然ボケ”を燃料に、映画「ハッピーフライト」で好調なテイクオフ!!

綾瀬はるか(あやせはるか=23)が出演している“ヒコーキ・エンタテインメント”「ハッピーフライト」が好調だ。

15日に公開し、16日までの2日間では、全国動員16万4000人、興行収入2億1693万円を記録。

矢口史靖(やぐちしのぶ=41)監督の前作「スウィングガールズ」(2004年9月11日公開、興行収入21億5000万円)対比で、112.9%の出足だった。

「ハッピーフライトは航空業界を舞台に、コミカルかつ人間味あふれるドラマが描かれる群像劇。

「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」で、新しい娯楽分野を開拓した矢口監督が、今まで以上にスケールアップした題材と作品規模で、新たな娯楽ジャンルに挑んでいる。

しかし、今回だけは若者層に支持された前2作品から、内容的にかなり方向転換をしている。

製作サイドのチャレンジが、どこまで興行的な広がりをもつことができるか、非常に注目が集まっていたのだ。

いざ蓋を開けてみると、30代、40代が目立ち、10代、20代がそれに準じているという。

今までの矢口作品とは真逆の展開になっているというわけだ。

つまり、綾瀬にとっては、若い世代(彼女と同世代)だけでなく、幅広い人気を得る分岐点としての作品になったというわけなのだ。

「ザ・マジックアワー」や、「ICHI」といった大作に出演してきたものの、綾瀬の持前の魅力である天然ボケをちゃんと生かし、かつ主演クラスともなると、今回の作品は彼女の女優人生にとって記念費的な作品となる。

天然キャラを演じた綾瀬は「私とは真逆の役をやらせていただいて……」と記者会見で話していたが、すかさず監督が「ほとんど素じゃないですか」と突っこみ、会場を爆笑の渦に巻き込むなど相変わらずのマイペースぶり。

鬼チーフパーサー役の寺島しのぶ(てらしましのぶ=35)は「見ているのが面白いぐらい珍しい生き物。あんまり人の話を聞かないんですけど、それが可愛くて(吹石)一恵さんと一緒にいじめてました」

いじめられているというより、イジられているといったほうがいい綾瀬。

興収20億円に向けて勢いよく“テイク・オフ”をしている様子だ。(古田鉄寿)


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