大塚範一､退院も｢めざまし｣復帰は絶望的!? フジが抱える問題とは?

先月24日､急性リンパ性白血病の治療のため長期休養に入ってから初めてテレビ出演した大塚範一キャスター(おおつかのりかず=63)｡
抗がん剤治療の副作用のため髪の毛は抜け落ちていたが､その話しぶりは思ったよりも元気そうで､
｢病気はまだ完治していないが､仕事をしながら完治を目指したい｣
と仕事復帰にも意欲を見せた｡

復帰の舞台として有力視されているのは､休養直前まで約18年間司会を務めていた『めざましテレビ』(フジテレビ系)｡
ただ､フジテレビ側は同番組での復帰に消極的だという｡
『東京スポーツ』が報じている｡

｢フジとしては番組の顔だったので､早く復帰してもらいたいのですが､一方で少しでも製作費を減らしたいシビアな部分もあるようです｣(芸能プロ関係者:東京スポーツ)

フジテレビだけに限った話ではないが､テレビ各局は現在､大幅な製作費削減に苦しめられている｡
ましてフジテレビは､韓国偏重やワンパターンなバラエティー番組の乱発で視聴率が低迷中｡
フリーアナでギャラの高い大塚の後任に､局アナの三宅正治(みやけまさはる=49)を抜てきしたことからも､少しでも製作費を減らしたいというフジテレビの思惑が透けて見える｡
三宅アナに司会が交代してからも視聴率に大きな変化はないだけに､同番組に大塚の居場所はないと考えるのが自然だ｡

｢ただでさえ大幅改編が続くフジでは､番組の存続さえも安泰とは言えない状況です｡その中にすんなり戻れるのか｡
しかも､そこに戻れないと､一線を退いた人というイメージができて他の番組からも声がかかりにくくなると思います｣(同)

こうした雰囲気を最も敏感に感じ取っているのが他ならぬ大塚自身｡
そのことは10月15日にマスコミ各社に送られた退院発表のコメントからも分かるという｡

｢退院にあたってのコメントで､仕事は年明けから新年度からでもと考えている｡今したいことを､仕事って言いたいんですが､ゴルフも温泉もしたいですねと言ったりと､具体的な仕事復帰の話はしませんでした｡
あれは大塚アナによる気遣いですね｡番組に変なプレッシャーを与えないための｣(制作スタッフ:同)

『めざましテレビ』視聴者に愛されていた大塚アナについては､復帰を望む声が圧倒的｡
果たして､苦しい状況にあるフジテレビはどのような判断を下すだろうか｡(伊原)