浅田真央の母・匡子さんは娘・からの肝臓移植を拒否していた!

9日早朝に肝硬変により亡くなった、フィギュアスケート・浅田真央(あさだまお=21)の母親・匡子さん(きょうこさん=享年48)。
早すぎる死となってしまった匡子さんだが、生前肝臓移植手術を拒否していた事が分かったという。
『週刊女性』が報じている。

カナダで開幕されたグランプリ(GP)ファイナルを匡子さんの病状悪化を理由に欠場した真央。
2008年大会以来、3度目の優勝がかかっていた大事な大会だったが、危篤状態との一報を受け帰国することとなった。
しかし、真央が日本についたときにはすでに匡子さんは病状悪化により死去。
最悪のシナリオとなってしまった。

そんな匡子さんは、今年5月あたりから体調不良が報じられていた。
「20年くらい前から肝臓を患っていた匡子さんは、病と闘いながら真央ちゃんや舞ちゃんを立派に育て上げたんです。
ただ、今年に入ると、薬でごまかせるような状態でなくなり、お医者さんから"移植手術を受けないなら、3年後のソチ五輪は生きて真央ちゃんの演技は見られないかも"とまで言われたそうです。
顔に黄疸が出たり、かなり調子はよくなかったですよ」(浅田家と親しい友人:週刊女性)
真央の最近のメンタルの弱さは、母親の体調不良から来ていると報じているところもあったくらいだ。

この状況に、移植手術の適合検査を受けることとなった、娘の真央と浅田舞(あさだまい=23)。
「移植で重要な要素のひとつであるのが、HLA(ヒト白血球型抗原)の相性。
それが最も適合したのが、姉の舞ちゃんでした。
"ママが長生きできるなら喜んで(肝臓を)あげるよ"という涙声に、匡子さんは目を真っ赤にしながら姉妹の手を握り、"ありがとう。ありがとう"を繰り返すばかりだったそう。
泣きじゃくる真央ちゃんも、"私だって、お母さんのためなら何でもするから"って、お母さんを励ましたそうですよ」(同)
幸いなことに、舞の肝臓が適合していることが分かったという。

しかし、匡子さんはこの移植手術を拒否したのだとか。
「お医者さんのすすめもあり舞ちゃんがドナーとなり移植する方向で話は進みました。
でも、直前になって匡子さんが、"やはり、大事な娘の身体にメスを入れられません"と強く拒否したんです。
結局、危険度が上がることを承知のうえで、夫の敏治さんからの肝臓を移植するということで8月11日に手術を受けたんです」(スポーツライター:同)
まだ若い娘に負担させることは、どうしても避けたかったのだろう。

舞ではなく夫からの肝臓移植で回復を待っていた匡子さん。
だが、拒絶反応が強かったため思うようにいかなかったそうだ。
「今は免疫抑制剤が進歩し、HLA抗体が適合していなくても、移植手術ができる場合もあります。
ですが、適合しているに越したことはありません。
仮に、舞さんと匡子さんに非常に高い適合が見られていたのであれば、術後の拒絶反応も少なかったでしょうし、免疫抑制剤の使用も少なくてすみ、副作用も起きにくかったはずです」(移植に詳しい医療ジャーナリスト:同)
より適合している娘・舞からの移植でなかったばかりに、治療はうまく進まなかったようだ。

匡子さんの死によって、一部では真央がフィギュアスケートから引退する可能性が報じられた。
しかし真央は
「生前、家族で約束した通り、今後も自分の夢に向かって、やるべき事をしっかりやることが、お母さんも喜んでくれる事だと思い、今まで通り練習に励みたいと思います」(真央談)
と決意し、23日に開幕する全日本選手権への出場を発表した。

匡子さんは悲しみにくれる姿より、生き生きとスケートをする姿を望んでいるに違いない。
真央の新たなスタートを見守りたい。(今井)


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