来年の大河「平清盛」に早くも暗雲! 松田聖子起用で現場の空気は最悪

松山ケンイチ(まつやまけんいち=26)主演で来年放送予定のNHK大河ドラマ『平清盛』。

清盛の妻・平時子役を深田恭子(ふかだきょうこ=28)が演じ、さらに檀れい(だんれい=40)、成海璃子(なるみりこ=19)、田中麗奈(たなかれな=31)、松雪泰子(まつゆきやすこ=38)、武井咲(たけいえみ=17)といった旬の女優らが揃う。
だがそこに大物歌手・松田聖子(まつだせいこ=49)が投入されたことが原因で、早くも同ドラマに暗雲が立ち込めているという。
『週刊実話』が報じている。

「視聴率に伸び悩んだ「江」の雪辱を果たそうと、大河スタッフが考え抜いた末に聖子の起用を決めた。"飛び道具"と言われようが構わない。視聴率さえ取れれば、誰からも文句は言われない」(NHK関係者:週刊実話)

松田の大河出演は初。
白河法皇の寵愛を受けた歌舞音曲の名手・"祇園女御"と後白河法皇の今様(当時の流行歌)の師匠"乙前"の二役を演じるが、劇中では生歌を披露するシーンも用意されているという。

松田の一番の魅力である"歌声"を使った視聴率戦略に、不機嫌なのは他の女優陣。
特に実質的なヒロイン役を演じる深田サイドは面白くなく、松田をVIP待遇することに不満を漏らしているとか。

「深田サイドはヒロインよりも、聖子の方がクローズアップされることに我慢ならない感じだった。ライバルの綾瀬はるかが、再来年の大河『八重の桜』のヒロインを演じますから、『平清盛』は深田の作品として世間に印象付けたいのです」(芸能関係者:同)

さらに大河ドラマであまり例の無い"生歌"シーンの設定にブーイングを発したのは檀サイド。

「唱力なら元宝塚の檀も負けてはいない。
また、『聖子に演技が出来るのか』と言った囁き声もあちこちから聞こえてくる。正直、女優陣の大半は聖子を無視している」(制作関係者:同)

そんな周囲の冷たい視線にも臆することなく松田は堂々とした態度。
スタッフもそんな彼女のご機嫌取りに躍起になっているのだとか。

「打ち合わせの席で言うべきことは堂々と言い、用が済むとさっさと帰ってしまう。聖子のスケジュールに合わせられることも多々ある。聖子は明らかに他の出演者と待遇が違う。聖子の収録は12月頃まで。スタッフのハラハラ、ドキドキの日々はまだまだ続きそうです」(番組スタッフ:同)

そこまでしてNHKが松田を起用したがったのには、今年の『江〜姫たちの戦国〜』の失敗が響いている。
上野樹里(うえのじゅり=25)の主演で話題を集めたものの評判はイマイチで、特に40代以上の視聴者は完全に離れてしまった。
そこで40代以上のファンを持つ松田に白羽の矢が立ったというわけだ。
無理を言ってスケジュールを空けてもらい紅白歌合戦との抱き合わせブッキングまで漕ぎ着けたため、スタッフは松田サイドに頭が上がらないというわけ。

果たしてスタッフと共演者の苦労は報われ、松田の出演が功を奏すことになるか。(高橋)


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